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日常のいろいろ。

お久しぶり。


安定の放置っぷりに自分でも苦笑でございます(笑)
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

なんともう、ことしは生エンタメ納めをしてしまったので、年内は振り返りをぼちぼち書いていこうと思います。

まず思い出しから。

今年観た映画の一番は、「インサイド・ヘッド」かなぁ。自分のことがちょっと大切に思えた映画だった。すきだなーって素直に思えた。

ミュージカルは『SONG WRITERS』。
僅差で時点は『CHESS』と『HEADS UP!』、『シャーロック・ホームズⅡ ブラッディ・ゲーム』かな。たくさんあるなこりゃ(笑)

あとはなんだろー。宝塚なら『ルパン三世』と『星逢一夜』。
ショー系なら『THE SHOW INFECTED CONNECTION』と『ユイット』。
コンサート系は「THE LASR 5 YEARS」と「ミュージカル・ミーツ・シンフォニー」。観てる本数は少ないけど、ストプレは「戯作者銘々伝」かな。

たくさん観たな、ことしも。

嬉しいなぁ。ふふふ。
詳しく書きたくなったらまた書きますねー!


「キングスマン」

非常に楽しめる映画でした。

コリン・ファース好きにはたまらん。
スパイ映画好きにもたまらん。
アクション映画好きにもたまらん。

まず観て!!!!!

この一言に尽きます(笑)

【以下ネタバレ】

















さて、ネタバレしつつの感想です。
コリン・ファース扮するハリー・ハートがとてもとても素敵なんです。
かっこよすぎる。なんだ、ありゃ。

この映画の醍醐味は前半と後半で主役がチェンジすることだと思うのですが、前半でしっかりコリン・ファースがハリー・ハートをつくりあげたからこそ、後半彼がいなくなってからのシーンが活きる。
ハリーがあまりにもあっけなく適役に殺されてしまうシーンは思わず声が出そうになるほど衝撃。主要キャストが死んでしまうのは「キック・アス」の監督らしいなぁと思ってました。

アクションとスパイの要素はもちろんなんだけど、人間ドラマが同時に描かれているのが「キングスマン」のすばらしいところ。
ハリー・ハートを継承するエグジーの成長物語でもある。
エグジー、いいよね、あの感じすきだ。


さて、以上取り留めのなさすぎる感想でした。
この文章のクオリティ、大丈夫かな…(笑)

開設1ヶ月。

開設して1ヶ月だそう。
続けられないわたしがほそぼそと言えど、ここにいろいろと書けていることがうれしいです。

好きなことなら続けていけるものですね。
継続は力なりには、続けると力になる、力があるから続けられる、そして続けられるものを探し当てられる力があるという意味があるのではないのかしら。

絶賛残業中ですが、ちゃんと生きてる!って思えることが大切。
嫌な上司も嫌な仕事もそれなりに向き合って咀嚼してわたしのなかで何かになってくれー!

あと7ヶ月、ファイト!

『bare』再演決定!

わたしにとってとても特別な作品が帰ってきます。
その名も『bare』!


オフブロードウェイ・ミュージカル『bare』
2016年6月30日(木)〜2016年7月10日(日)
新宿シアターサンモール

公式サイトはこちら↓
今回はスマホのブラウザからも簡単に開けました。

初演は、主役のジェイソンを務めた辛源さんが観たくて観劇したのですが、作品にとてつもなくはまり、気づいたらアホみたいに通っていたという中毒性の高い舞台です。回数を迂闊に晒せないくらい(笑)

Amazonで原語のサントラを早々と購入し、部屋には『bare』のポスター(ジェイソンサイン入りver.)が飾ってあるほどにベアヘッドでございます。

Twitterで#w8ting4bareというタグを勝手に作って応援したことも良い思い出。
全然一般的にはならなかったけども、使ってくださった方がいたことが本当に嬉しかった。

さて、思い出話はこのくらいにして、今回発表されている情報について。

・全キャストオーディション
作品が確実に『RENT』の系譜にあるので、この方法は面白いと思いました。初演キャストからガラリと変わるのかなー。どちらにせよ、楽しみ。

・会場は中野ザ・ポケットから新宿シアターサンモールに
初演の中野ザ・ポケットが約180席に対し、新宿シアターサンモールが約300席だそうです。広くなりましたが、広くなりすぎていないところが好感。

・制作スタッフ陣
演出、振付、翻訳は初演と変更なしですが音楽監督が宮﨑誠さんになりましたね。村井さんもすてきだったけど、宮﨑さんもめっちゃ職人ですてきなのよね。楽しみです。

来年まで待てないくらいわくわくしています。
そして、たくさんの人にこの作品が届くことを願っています。
あー楽しみだぁ!

虹の終わり

8月半ばの「AKINORI NAKAGAWA's THE WIZ」があまりにもすてきだったので、「オズの魔法使い」熱が高まってしかたありません。
「THE WIZ」のDVDをAmazonで取り寄せて鑑賞し、「オズの魔法使い」原作を読みました。どちらもすばらしい。
ちなみにいま、『THE WIZ』のスクリプトを読んでいるところです、原語だから読めてないけど(笑)


そして先日、青山DDDクロスシアターで『END OF THE RAINBOW』を観てまいりました。
主役は、映画「オズの魔法使」で主演を務めたジュディ・ガーランド(演じるのは彩吹真央
さん)。華やかで可愛らしい容姿と類まれなる演技の才能で世界中を魅了した大スター。彼女の5人目のフィアンセと彼女のピアニストを交えて、彼女の半生を描いた作品。

なんとも大人な空間でした。
愛とは、名声とは、望むとは、感じるとは、なにかを考えさせる芝居でした。

まず、ジュディ・ガーランドがあんなに激しい人だったとは思っていなかったので、そこで驚きました。
当時のハリウッドではスターを働かせつづける手段として、薬がわりと普通に使われていたようで、ジュディとて例外ではなかった。
そして彼女の場合は、子役時代からそれが続いていたというような衝撃的な台詞。
子どものように薬と酒を求めるジュディ。
いやぁ、もうね…つらかった。

青山DDDシアター、200席くらいなのでマイクは使っていないであろう役者の声がすてきでした。
それだけでなんとも濃密で貴重な空間。
小西さんは、怖いくらいに良い声の持ち主。美声なのはよく知っていたけれど、マイクを通さず狭い空間で聴くと、また違った魅力がある。くらくらするような甘くてスモーキーな声。微かな響きの違いに色気が滲み出ていました。そしてよく通る声。
アンソニー、鈴木壮麻さん。最初のイメージはぶっきらぼう。それがイギリス人っぽいイメージ。でも、シーンによっては感情が滲むようなどうしようもなく生々しい表現もあって、それがアンソニーらしいと感じました。深みのある声がすてきでした。
彩吹さんは華やかな中にも影がある。とても難しい役としっかり対話して、演じられていたのが印象的です。

観て考えたこと。
ジュディ・ガーランドってきっととてつもなく魅力的だったんだろうなぁ。
大抵の男性がキスしたくなるくらい。
でも、ジュディ自身も知らなかったけど、彼女のほしいものはキスではなくて、もしかしたら、ただひとりの確かな存在から、ありのままを抱きしめられることだったのかも。
ミッキーは確かな存在だけど、ありのままを抱きとめることができない。
アンソニーはありのままを抱きとめられる人だけど、ジュディにとっては確かなひとりではない。
うまくいかないなぁ…

最後のショーで小西さんと壮麻さんの「雨に唄えば」が聞けたのがうれしかった。

当日券にチャレンジしてよかったです!
また違うキャストでも観てみたい味わい深い作品でした。





うれしい便り。

はるか遠くニューヨークからとてもうれしいニュースが届きました。

なんと辛源さんがかの有名なキャバレーレストラン・54 Belowのステージに立ったそうです。


Jamie Parton - "Six Flights" at 54 Below - YouTube

そのときの映像がこちら。

いやーすてき!

わたし、英語はほとんど聞き取れないのだけど、遠距離恋愛している彼女への愛を歌った歌かな?
すきなきもちがあふれ出てくるような歌。
歌詞の内容もっときちんと知りたいなぁ。

源さん、やっぱり魅力的で知性輝く瞳の奥には、いたずらっ子が隠れていて、すごくすごくすきだなと思う。
唇をなめる癖すらもすき。身近な人にやられたらあんまり好きじゃないはずなのに不思議。

次にお目にかかれるのはいつかな。
日本でも観たいけど、わたしも向こうに行って源さんのパフォーマンスを観てみたいなぁと思います。

He's the wizard!

8月22日(土)に愛知県豊明市文化会館で行われた「AKINORI NAKAGAWA's THE WIZ」を観てまいりました。

最高にチャーミングな音楽の魔法使い・中川晃教が描くオズの国。

いっしょに旅できてよかった。
そう心から思えるようなコンサートでした。

では、まず、覚えている限りで、曲ごとにかいつまんで感想を書いてみます。

「Overture」では、大坪さんがピアノの1音目をかなり長い余韻が残るように弾いてらした。それがとてもとても良かったのです。これから始まる物語の世界にすーっと連れて行ってくれました。
「The Feeling That We Have」の中川さんの歌声にものすごく女性性を感じました。裏声でふんわりと大きく包み込むように歌う中川さん。CDに録音されているのとは明らかに違うアプローチで、すごくすきだった。

いよいよ、オズの国へ。
「He's The Wizard」はパンチの効かせまくり!ビッグママ的な魔女。めっちゃ好きだった。
「You Can't Win」から始まる仲間が増えていくパートでは演じ分けが明確。初見の方でもわかりやすいように立ち位置を変えて歌ってみる場面もありました。ですが、一番は声の質、歌い方を変えてい面白かった。「Ease On Down The Road」では、ひとりずつ増えていくのがわかって楽しい。
このパートは、特に「Mean Ole Lion」がとても楽しかった!ライオンの姿が浮かぶような表現。唸り声、最高!そこからの「Be a Lion」は、しっかりドラマティックに盛り上げて、ここで一段落つく感じが出ていました。

つづく「Emerald City Sequence」。
大坪さんのピアノで小休止。しかし、この小休止がミソだなと今回、思いました。いままでの旅路の振り返りと、これからの旅への期待を持たせてくれる。
そして、イーヴリンの歌う「Don't Nobody Bring Me No Bad News」。
まるで何でもないようにクールなスタイルで難しいことをやるから、すっごく格好良かった。女性の役だけど、イーヴリンってきっとゴツゴツした感じだから、ちょっと男らしさを感じてみたりしました。

物語の山場でもある「A Brand New Day」。
中川さん楽しそうだった!そして観ている方もすごくすごく楽しかった!
そして、「Believe In Yourself」。聴く人すべての琴線に触れるような極上の表現。この曲はたくさんの人が涙しながら聴いていたのではないでしょうか。鼻を鳴らす音が聴こえましたし、わたしも泣いてしまいました。中川さんの確かな表現で歌詞が心に響く。日本語の歌詞をじっくりじっくり読みたいと思いました。

フィナーレの「Home」。
久しぶりにドロシーの目に映った故郷はどんなふうだったんだろう。すべてが愛おしく思えたに違えない。きっと旅の前とは違って感じたのではないかなと思いました。

今回の「THE WIZ」は、ドロシーの変化がよくわかる気がしました。
故郷の広いようで狭いカンザスで育てられたドロシー。内気な彼女が旅を経て、そこに宿る豊かさに気づく。
最初にドロシーが歌うナンバーは、大人になりたくない、わかりたくない、役割を果たしたくないという、変化や関わりを拒む気持ちの表れ。
そして、ドロシーは本当の望みを知らない。変わりたくないという意味では満たされているような、でも、本質的なところではそうではないような気持ち。
でも、旅路で他者と関わりながら、いつのまにか自分と世界とをつなぐ線が豊かになっていく。自分が望んでいるものもわかってくる。本当に満たされること、“home”の価値を彼女は知る。
そんな旅だったのかなと思います。
書けば書くほど砂が手からこぼれ落ちていくようなのですが、振り返って考察するとこんな感じ。

次に、大坪さんと中川さんの演奏について。
最初は、始めての白寿ホール以外でのWIZということで、ふたりでよしがんばろうと始まる
目を合わせたりもしながら、ふたりで作っていく
お客さんも盛り上がってきて、ふたりもいい感じ
そのうち、大坪さんが楽しくなっちゃってちょいちょい走っていきつつ、そこに新鮮に合わせていく中川さん
みたいな感じてすごく楽しかったです!!!
このふたりから生まれる感じ、毎回パワーバランスが変わっていいなと思います(笑)

最後に。
中川さんはやっぱり魔法使いだなぁとブログを書きながらしみじみ思います。
He's the wizard of music!
これからも魔法使いさんが元気に歌い続けていけますように。
すてきな旅をありがとうございました!